薬と健康食品
健康食品をどう理解するか(2)
薬と健康食品
薬と健康食品
薬と健康食品の違いは?生薬も薬も一緒?
「薬も健康食品も、野菜であっても同じ植物である場合においては、同一線上にある物だ。」と思います。但し、「その薬効の強さに違いがあるだけだ。」と思います。
例えば野菜は味にクセもなくおいしいですが、野草になるとチョットアクと呼ばれるエグ味だったり、渋みだったりが出てくるんですね。
ところがこういった、アクと呼ばれる物こそが、植物の機能性成分だったり、はたまた毒であったりするのです。
アルカロイドだったり、タンニンだったり、サポニンだったり。
アクや毒こそ薬
例えば小豆を煮ると、泡がでてきますよね。これはアクと呼ばれています。
でもこういった中に機能性成分=サポニンが含まれていたりするわけです。
ただ、こういったアクという物も、
ヒトにとって良い働きをしてくれれば「機能性成分」と呼ばれますけれども、
害を与えれば「毒」と呼ばれます。
また、毒こそ人に対して強烈に作用するわけですから、薬になったりもするのです。
よく効くと言う事は本当は怖い
例えばトリカブトや、クサノオウは有毒植物ですが、同時に薬でもあるのです。
例えば、中枢神経を麻痺させて、酷い場合には死に至らしめる怖い植物があるとします。
でも神経を麻痺させるということは、
麻酔薬にもなりますし、鎮痛薬にもなりますね。
アヘンは「アヘン戦争」で知られるように、麻薬ですね。
でも元々は、薬用です。
つまり、「毒も薬も諸刃の剣」といったところなのです。
よく効くということは本当は恐い事なのですよ。
野菜はクセがないが薬にはクセがある
ところで健康食品と、薬の違いでしたが、植物の中でも
●癖が無くておいしく食べられる物が野菜
●それよりもチョット苦かったり、渋かったりが強いのが健康食品。
●そういった機能性の効果が更に強力な物が、生薬(漢方薬)
と言えばよいでしょう。
そしてそれら生薬の中でも、例えば「〜という成分がヒトに対してどういう作用をする」という作用機序が判っている成分を、抽出したり、合成したりした、最も強力な薬が西洋薬でしょう。
だから結局、「野菜だろうが、健康食品であろうが、漢方薬であろうが、西洋薬であろうが、同一線上に乗っかっている物だ」と私は考えています。違いは強いか弱いかの違いだけ。
医食同源、食薬、薬膳
だから、昔から「医食同源」、「食薬」、「薬膳」なんて言葉があるのも、頷けるでしょう。皆さんが食べている野菜の中にも、βーカロテンや、サポニン、ポリフェノール、クロロフィル、タンニン、フラボノイド、ビタミン等、機能性成分が入っているのです。
野菜を毎日食べる事が、薬にもなっているのですよ。
但し、生薬ほど強くないですから、あまり即効性が無いというだけです。
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